<「つくる会」東京支部総会報告>の訂正とお詫び
「つくる会」東京支部会員の皆様
過日、支部総会報告をお送りしましたが、報告書の7頁<藤岡信勝 副会長 挨拶>について、藤岡先生の校正を頂きながら、校正前の筆記原稿のままを印刷にかけてしまい、皆様のお手許に届くまで気が付かないという、失敗をしてしまいました。
幹事会執行部の不手際から、大変大きな誤解を招きかねない事態となりましたこと、お詫び申し上げます。
ここに訂正をさせて頂くと共に、重ねて藤岡先生にお詫びを申し上げ、報告書の内<藤岡信勝 副会長 挨拶>を正本<藤岡信勝先生の挨拶>と差し替えさせて頂きます。
今後二度とこのようなミスのないよう気を引き締めて参る所存ですので、会員の皆様にはどうぞ、ご寛恕の気持を持ってお受け留め頂き、今後とも東京支部の活動にご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。
平成18年9月11日
「つくる会」東京支部長 島ア
<藤岡信勝先生の挨拶>
昨年の採択では、東京支部のご活躍によって、結果を出して頂いたことに改めて感謝します。支部長の松本さん、副支部長の河村さんのお二人を中心に活動されてきた東京支部の皆様方に敬意を表し、心から感謝申し上げる次第です。
先ほど支部活動の総括が河村さんからあり、その中で「本部から『静謐な運動を旨とすべき』と言われ、反対派に対して十分な対応活動が出来なかった」との報告がありましたが、その本部の指導なるものは一年前の総会の決定事項とは異なっていました。本部では地域の状況に応じて対応を決め、「採択有望な区域については、反対派の動きがない時はこちらからあえて声を上げる必要はないが、反対派が動いた場合はこちらも対応してしかるべき運動を行う。」という明確な運動方針を定めていました。
文科省が「静謐な」という言葉を使った意味は、「特定の教科書の採択を妨害するような過激な行動については警察力の行使もあり得る」という意であり、国民として声を上げ、運動することを妨げるものではなく、杉並区で東京支部が反対派の動きに対応したのは当然でした。もしも杉並での運動がなければ結果は出なかっただろうと思います。間一髪間に合ったのです。
昨年来の理事会と事務局をめぐる様々な騒動に関連して皆様にご迷惑をかけました。採択終了後、総会の方針に基づき事務局の人事に取り組んだところ、理事会に強硬な反対派ができて色々な問題が発生しました。これについては、どちらかの側も百パーセント正しいとは言えない。反省するべき点はあると思う。しかしながら、事務局の刷新は必要なことであり、してはならないというのはおかしいのではないでしょうか。
慰留にもかかわらず結局理事6人が会を脱退されました。マイナス面もありましたが、人事が一新した結果、色々な経験をされた多彩な理事が新たに参加されたというプラス面を評価して頂ければと思います。
八木秀次さんの新しい組織である「日本教育再生機構」は「つくる会」に対抗する会であり、いわば「第2つくる会」です。教科書作りも考えているようですが、どんな教科書を考えているのか。雑誌『AERA』によると、「今の扶桑社の歴史教科書は極端であり、中国・韓国をいたずらに挑発するような記述も多く反発を買うし、教育の現場の理解も得られない」とし、八木さんのコメントとして、「南京事件や慰安婦など論争的な問題にこだわるのではなく、もっと歴史を大局的に見たものしたい。朝日新聞に批判されるようなものにはならないはずです」と述べたそうです。
この文脈からは、朝日が批判したアジアと日本の肯定的なかかわりは取り上げず、沖縄集団自決や南京事件、慰安婦問題などを肯定する教科書になるのではないか、とも推測されます。今後の「日本教育再生機構」の活動を注視していかなければならないと思います。
八木さんは訪中を「観光旅行」と説明したが、その初日に中国社会科学院と会見している。観光旅行であるはずがない。中国との議論を否定するものではないが、その為にはしっかりした下準備が必要である。
私たちは、最初の理念に立ち返り運動していきたい。そのためにも小林新会長を中心とし、現場の教師としての経験を活かし、組織活動の経験を活かして、会を活性化していければと期待しています。東京支部の皆さんに改めて感謝を申し上げます。